2025年12月20日(土)、我孫子市と市内の中央学院大
学の共催イベント「手賀沼ランタン Xmasフェスティバ
ル」が、手賀沼湖畔の水の館・手賀沼親水広場で開催さ
れました。
今回のイベントは、昨年、我孫子市と中央学院大学との
連携事業で実施された、初の「大学生による我孫子の施
策提案発表会」で、金賞を受賞した「蓴羹鱸膾(じゅん
こうろかい)」チームの企画を基に、我孫子市制施行55
周年フィナーレイベントとして実現するものです。
イベントには、スペシャルゲストとして、市ふるさと大
使のナイツ塙宣之さんと兄でお笑いタレントはなわさん
の兄弟も登場しました。
会場には13台のキッチンカーやフェイスペイントやネイ
ルチップ作りのワークショップも出現し、イベントを盛
り上げました。

B子もボランティアとして参加し、豚汁作りや来
場した参加者への対応に追われていました。
会場に設けられたメインステージではダンスな
のパフォーマンスが行われていきます。演者の持
ち時間は30分。11組の演者が順番にパフォーマン
スを見せて行きます。B子の耳にも演奏の大きな
音や声援が響いてきます。
「きゃー!かわいい!!」
急にみんなの声援が大きくなりました。
「あらっ?この曲?」B子が心の中で呟きます。
流れてきた曲はCANDY TSNEの倍倍FIGHT。
今日の演者の中にこの曲使う人いたかしら?
しかも今時間は午後1時半。ここから4時頃まで
は演者と演者の間に10分間のインターバル時間
がある。だからパフォーマンスない時間のはず。
午後2時10分。次のインターバル時間。
流れてきた曲はCUTIE STREETの‘’かわいいだ
けじゃだめですか?“。さっきよりさらに声援が
大きくなっている。
野外ステージから豚汁会場に来た参加者がパフォーマン
スの話をしています。
かわいかったねえ、振り付け完璧だったし。
みんなおんなじ顔だったけど七つ子ってこと?ありえな
いでしょ。
(えっ?みんな同じ顔?七つ子?もしかしたら…B子こ
ころの声。。)
もしかしたらっていうより間違いないでしょ。シーチャ
ン達だ!B子の考えは確信に変わっていました
シーチャン達とはB子の七つ子の妹達で12月に入って人
間界に家出したとママから連絡があったのです。
次のインターバルの時間は午後3時半。その時間になれば
豚汁会場もひと段落しているはず。
ここを抜け出しても大丈夫そうだね。B子は行ってみるこ
とにしました。
午後3時半、野外ステージは超満員です。
どうやら2回のステージで固定ファンをがっちりつかんで
しまったようです。曲が流れてきました。
今度の曲は超ときめき♡宣伝部の‘’最上級にかわいい
の!‘’です。
横のテントから7人が一斉に飛び出してきて、歌に合わせ
て踊ります。振り付けもばっちり。
B子は7人の顔にかわいいエラがあることを確認します。
しーちゃん達に間違いありません。
そして曲が終わって全員でポーズ。決まったあ!

すごい拍手の中、駆け足でテントに戻る7つ子ちゃん達を
追いかけるようにB子もテントにむかいます。
追いかけてきたB子を見るとすぐにわかったらしく7つ子
ちゃ達が抱きついてきます。
一斉にしゃべりだすので何を言っていくのかわかりませ
ん。すると赤い服を着ている女の子がみんなを制してしゃ
べります。
「びーおねえちゃんだよね。私しーちゃんだよ。」
「しーちゃん。人間界では子をつけるの。だから私はここ
ではB子よ。だからしーちゃんはC子。それから順番にD
子、E子、G子、I子、J子、K子ね。」
それから薬を飲んでから今までのことを聞いていきました
どうやら七つ子ちゃん達はB子やママの予想通りうな吉お
じいちゃんの家にいたようです。
「ここに来ればB子お姉ちゃんに会えるっておじいちゃん
が教えてくれたの。それにみんなとステージにも立ちたか
ったからね。」
そう言うとC子はうれしそうににっこり微笑みました。
屈託のない笑顔を見せるC子になにもいえなくなるB子で
した。
「B子お姉ちゃん。次の最後のステージ一緒に出ようよ」
次のインターバルは確か4時半。
ボランティアは4時までの約束。
出られないことはないけど…。でも無理無理。第一衣装も
ないし…。
するとC子はこちらのこころの中を見透かしたようにバッ
クからなにかを取り出しました。
「私達の衣装と一緒におじいちゃんに作ってもらったよ」
それはB子の体のサイズにぴったりの七つ子ちゃん達とお
揃いのピンクの衣装でした。
次はFRUITS GIPPERさんの‘’わたしの一番かわいいところ
‘’だよ。お姉ちゃん、もちろん踊れるよね。
その曲なら高校の文化祭で踊ったことがありました。
「それなら踊れるわよ」
C子達が声を合わせて冷やかします。
「さっすが~、私達のお姉ちゃん!!」
午後4時半、更にたくさんの人数が野外ステージの前に陣取
ります。B子はピンクの衣装に着替えて七つ子ちゃん達と
ステージに立ちます。曲が流れると自然と体が動きます。
なんだか踊っていると気持ちいい!
あっというまに踊りきっていました。



次のイベントは午後5時30分からのランタンリリースです。まだ時間はあります。
「汗もかいたから着替えようか?」七つ子ちゃん達に聞きます。みんな首を横にふります。
「そうだよね。せっかく夢がかなったんだからもう少し着ていたいよね。最後までこの衣装でいよう
か?」七つ子ちゃん達は首を思いっきり縦にふります。
ランタンリリースの時間がくるまで、B子と七つ子ちゃん達はたくさん,たくさんお話しをしました。
B子はこっちにきてからのこと、七つ子ちゃん達はB子がいななってからのみんなのくらしのこと。
話はつきません。あっというまに時間がたっていきました。
B子は休んでいたテントから外に出てみました。
もうあたりは薄暗くなっていました。明かりは水の館からもれるオレンジの光だけ…。
いよいよランタンリリースの時間です。
参加者全員でのカウントダウンとともに、午後5時30分にランタンを一斉リリース!
数々の光が重なり合いながら幻想的な光景が広がっていきます。
七つ子ちゃん達もじっと空を見上げています。
今日は素敵な一日だったなあ。
きっと今日はサンタさんからのちょっと早いクリスマス
プレゼントなんだとB子は思いました。
夜空に広がるランタンをきらきらと輝やく瞳で見つめる七つ子ちゃん達。
そんな七つ子ちゃん達を見ると、きっとみんなにとってもこころに残る素敵な一日になっと感じました。


